年齢層も広く男女取り混ぜた水道モニターと、「安全な暮らし」の意識が高い主婦層の見識の相違でしょうか。水道水の安全性についての不安は、時代とともに原因が変化しているものの、生活とは切り離せない問題です。国内の代表的事例だけでも、①カドミウムや水銀などの重金属類の原水への化学物質混入によるイタイイタイ病や水俣病②0157やクリプトスポリジウムといった病原体による死に至ることもある下痢や腹痛の集団発生③ダイオキシン、コプラナーPCB、フタル酸エステルなどの環境ホルモンの溶出④塩素消毒の副産物的に生成されるトリハロメタンの発ガン性⑤ハイテク産業の金属洗浄などで使われるトリクロロエチレンなどの有機化学物質による地下水汚染などがあります。各水道局では原水はもちろん、取水口から浄水場の出口や蛇口での水質検査を定期的に行い、その安全性を確認しています。しかしその一方、浄水器を取り付ける家庭が増え、ミネラルウォーターの消費量もこのn年で8倍の急増ぶりです。けれども、自分と家族、家の中で安全な水が得られれば、水道水の安全性に対する問題は解消するのでしょうか。水は循環しています。湧き水や雨水が川になり、水道水の原水となります。
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