アプローチと玄関、居室とベランダや庭との境など、危険な箇所はむしろ居宅内外の境目にあります。こうした箇所の段差は、雨水などの居宅内への侵入を防ぐという目的がありますから、単に段差をなくすだけではなく、玄関ドアの下に防水ゴムなどがついたものと組み合わせるといった工夫も必要です。足下の危険がさらに大きくなる夜間のために感応式の照明を設けた段差の解消は居宅外にも必要リ、アプローチや外階段は雨などでも滑らない材質を選びましょう。また玄関だけでなく、外への出入り口には手すりをつける、靴の着脱ができる腰掛けを設置するなどの工夫もあると安心です。あるいは玄関をスロープ式にしておくと、現在だけでなく将来、車いすが必要な場合にも対応できます。住宅金融公庫のバリアフリー住宅に関する基準では、居宅内の段差は5m以内となっていますが、和室の敷居など、どうしても段差が残ってしまう場合には、昇り口の先端に丸こうぱいみをもたせた勾配の緩やかなスロー階段の手すりは墜落や転落防止、かまちトイレや玄関の上がり権付近の手すりは身体を引き上げる補助、というように、手すりといっても使う場面によってその目的は異なります。階段や廊下など、手すりに添えた手を滑らせて移動する場合、手すりの太さ細いのがよいとされていますが、力を入れて握る場合は,前後といわれています。
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